テレビで活躍されている長嶋一茂さんがパニック障害だったということを知らない方も多いかもしれません。このパニック障害というものは、長嶋さんだけでなく、私が知っているだけでも、円ひろしさん、大場久美子さんなどの有名人の闘病記が発行されています。その中で長嶋さんの本は、比較的ご本人が具体的に対応されて来たパニック障害克服法を詳しく書かれています。

パニック障害になられて辛かった出来事とともに、長嶋さん独自の対応法も紹介されています。もちろん対応法は人によってそれぞれかもしれませんが、長嶋さんの書かれた文章の中で

“（パニック障害にむきあうための）基本中の基にあるのは「パニック障害は１００パーセント自分で治すもの」ということだ。十余年間の体験から、これだけは本当に「間違いない」と断言できる。”
“いくらよい対処法を知っていても「自分で」やらなければ絶対に治らない。医師はそれを助けてくれるだけ。「１００パーセント自分で治す」という意識を持たない限りは、医師がどんなに努力をしても治らないのである。”

と書かれていました。
確かにお薬に頼る部分ももちろんありますが、それもご本人がどれだけ直そうとするか、の意識によって異なってくるかもしれませんね。

あまり「意識的な努力」を強調して誤解があっても困りますが、「誰かに何とかしてもらいたい」、という気持ちだけではなく、「自分がどうなりたいか、どうしていきたいか」と言うことを忘れずに、「時」が来るのを待つ、と言うのは、ある意味多くの問題解決に共通する部分かもしれないな、と思って読ませていただきました。

今現在悩まれている方にも何かのヒントがあるかもしれません。
もしよろしければ参考にされてみてはいかがでしょうか。