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夢の記録

 

 昔、夢を記録していた時期があった.

 

毎日枕元に夢ノートをおいて寝て、夢を見た時にすぐにメモを取る。

すぐにメモしないと夢を忘れてしまう。

あわててメモしたものだから、汚い字で後から読み返しても読めないことがあるので、朝を起きたらまだうろ覚えのメモを見て、少しきれいに清書する。

 

左の写真がそのノートだ。

数えてみると10冊以上あり、我ながらよくメモしたものだと思う。

 

当時私は「教育分析」という面接を週に一回受けていて、自分自身を知るためにも、また夢分析の力をつけるためにも自分自身の夢を毎週先生に報告していた。

 

教育分析は長く続ければよいというものではないが、今の自分自身の面接のベースを作り上げることに多変役だった。

 

 

夢は大変不思議なものだ。

 

突拍子もない設定やストーリー。

また登場人物も、知っている人も出れば、全く思い当たらないようなキャラクターが出てくることもある。

 

しかし今こうして過去の自分の夢を振り返ったり、最近の夢などを自分で分析してみると 「夢は自分自身から自分へのメッセージだ」という意味がよくわかる。そしてなぜ、いま、そういう夢を見たのか、ということも。

 

「自分と向き合う」という言葉をよく聞くが、それは意識的な「自問自答」だけを指すのではなく、自分の「無意識からのメッセージと向き合う」ということも意味しているのだと、今になってよくわかります。

 

皆さんもご自分の夢を記録してみませんか?

そして「なぜ、自分は、今、ここで、こういう夢を見たのだろう?」と自分と向き合ってみませんか?

そこには必ず、「必然性」というものがあるのだ、ということがわかると思いますよ。