「WRAP」って知っていますか?
音楽のラップとは違います。と言ってご機嫌にしてくれるという意味では共通するところがあるかもわかりません。
これは「Wellness Recovery Action Plan」の頭文字をとったもので、
日本語に訳せば「元気回復行動プラン」と訳されています。
自らも精神的な不調を抱えたアメリカのメアリー・エレン・コープランドという人が、他の精神的な困難を抱えた人たちはどうやって元気を取り戻したり、不調に対処しているのだろう、と不思議に思い、たくさんの人たちに話を聞いたところ、多くの人が共通する方法を持っていることに気づき、それをまとめて導きだしたものです。
いわば「自分自身のトリセツ(取り扱い説明書)」とでもいうべきものだと思って下さい。
以下、簡単にWRAPの7段階のプランについて、前半と後半について分けて説明します。
①まず「元気に役立つ道具箱」を用意しよう!
これは以前のブログで紹介した「気分一致効果」のきっかけとして、自分が元気でいられるためのきっかけとなる趣味や行動を、あらかじめ「元気に役立つ道具箱」をいうタイトルで書きあげておくということです。例えば、好きな音楽を聴いたり、ドラマを見たり、自分の部屋で夢中になれる趣味をするなど、なんでもいいので自分の気分を挙げてくれる道具を用意しておきましょう。
②次に「いい感じの自分」をイメージしよう!
次に「こんな自分でいられればいいな」「こんな風な過ごし方がしたいな」というこうありたい自分をイメージします。例えば「のんびりとリラックスしている自分」とか「冷静で落ち着いた自分」とか「自信に満ちた自分」など。そういう「なりたい自分」をまず具体的にイメージすることで、次のとっかかりが見つかるわけです。
③そして「日常生活管理プラン」を立てる
さてその次が①と②を実現するための「日常生活管理プラン」を立てていきます。具体的には「こうなりたい自分」を醸し出すために必要な生活とはどんな生活リズムか、これまでを振り返って「どういう時間の過ごし方」をすれば気分よく、元気に過ごせるだろうか、と生活リズムと活動のプランを思い描くわけです。そしてそれに少しずつ取り組んでいくことで、生活リズムが出来上がってきます。ルーティンになればますますいいですね。
ここまでがWRAPの前半の部分です。
基本的に前向きでポジティブな自分をイメージし、自分のご機嫌メモリーを挙げていくわけですね。
おっと「ご機嫌メモリー」と言えばこんな曲がありました。
実はこの「吾妻光義とスゥインギン・バッパーズ」というバンドは、私の道具箱の中でも飛び切りのご機嫌アイテムです。良ければ一度聞いてみてください!
次回はWRAPの後半を紹介しますね!! ご機嫌目盛り、そうさ、自分であげなきゃ!
コメントをお書きください