「もっと頑張りなさい」と保護者が子どもを叱って励ましても、自立した生活を営む力は向上しない、という研究報告を国立青少年教育振興機構が発表しました。
具体的には公立校の小学4~6年生、中学2年、高校2年の約1万7千人と、小4~小6の保護者7800人から、「自分と違う意見や考えを受け入れる」「ナイフや包丁でリンゴの皮をむく」「上手に気分転換する」などを「生活力」と位置づけて、体験活動や保護者の関わりとの関係を見たということです。
すると、小4~小6では「もっと頑張りなさい」など、保護者が叱咤激励する度合いが高くても、生活力に違いは見られなかった、とのこと。
それに比べ、保護者が自分の体験を話したり、「山や森、川や海など自然の中で遊ぶ」といった自然体験や家の手伝い、読書などをしたりする子どもほど生活力が高かったということです。
う~む、考えさせられる結果ですね。
「ガンバレ!」と言われても、何をどうガンバレば良いのか、具体性がないと子どもも困ってしまうでしょうしね。やはり具体的に、親が見本や体験を示しながら体験させることの方が実感が伴うでしょうね。
結局、頭でデッカチでは、ダメだ、ということでしょうね。
え?
いや、子どものことではありませんよ、親のことですよ。(^^;)
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