さて今日は不登校の中でも発達障害の特性を持っている場合です。
発達障害の特性を持っているかもしれない子どもが「ゲームがしたいから」とか「学校のあの先生が(友達が)自分を嫌っているから」と言うような理由で学校に行きたくないと言う場合も結構あります。
いろいろ説得しても説教しても、頑固として自分の言い分を曲げないことは良く見られることです。
そういう時は叱ったり説得したりする前に、まずしっかり話を聞いて、子どもの言い分を確認して見ましょう。彼らの行動の背景には、かならず彼らなりの感じ方や理屈があるものです。
ただ、こだわりや頑固さ、だけで片付けられるものではありません。
その上で、「ゲームをしてもいいけれど、そのために学校を休むことはいけない」ということや「○○先生があなたを怒ったのは、あなたのことが嫌いだからではなく、これこれこういう理由であなたに頑張ってもらいたくて励ましたのだと思うよ」と、彼らの一方的な思い込みやこだわりを、
<出来るだけ論理的に、出来事の一番最初からきちんと筋を通して、子どもに理解できるように、しかし毅然と>
話して上げてください。かれらは、自分が納得するとスパッと気持ちを切り替えてくれることがあります。
その時のコツとして、自分が嫌われているといようなエピドーソの<出来事のできるだけ最初の時点から振り返って、あなたの見方は間違っている>と言うことを伝えることだと思います。
さらに出来るだけ年少の時から「だれそれが自分を嫌っているから」とか「○○がしたいから」という彼らの「一方的なかつ思い込みの含まれた理由で、スケジュールを勝手に変えることは許されない」と言うことを冷静に伝え、親として決して許さないという姿勢を示してください。
そうでないと彼らは自分で決めた行動スケジュールにこだわりを持ち始め、なかなか行動を変えてくれずに、結果的に不適応や不登校が長引くということがあります。
また成長してからも、自分の思い込みがすべてであるという態度を身に着けてしまうと周囲とのトラブルにつながります。
万が一それでもこだわりを見せる場合、まず家の中でのルールを作ることから始めてみましょう。例えばゲームは何時から何時まで、とかどうしても休みたいのなら「何日まで休んでいいけれど、その次の日からは登校すること」と言うような<レールを敷く>ことで改善する場合もあります。変化が苦手な彼らですから、いきなり「さぁ行け」というより「この日からは行く」と約束させていく方が安心できるかもしれません。
自分の見方とは違う見方があるのだ、と言うことなど、 出来るだけ幼いうちから、具体的に冷静に教えてあげてください。
~思春期・青年期の不登校・発達障害、成人の発達障害・不適応に~
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