しばらくぶりですが、集団に入れない子どもたちの第3回。
別にシリーズもので続けようという気持ちがあるわけではないので、いつまで続くかわかりませんが、思いつくままに書いています。
集団に入れないといっても色々です。
前回取り上げたように、社会情勢が集団的な価値観や思想に染まる時代ではないということも言えるでしょう。
もっとも安倍さんや石破さんはなんとかそれを集団的方向へと持っていきたいようですが・・・(^^;)
それはともあれ、「集団に入れない」と言う場合、次の3つが考えられるような気がしています。
1)集団と言うよりも、群れている状態自体が感覚的に受け入れられない場合
2)集団の構造自体が受け入れられない場合
3)集団の中の人間関係や力動的な人間関係が受け入れられない場合
です。
1)については、発達障害の子どもさんを担当された先生方には思いあたる経験がおありでしょうね。授業や行事などで、数十人から数百人が集まっている場に入るというだけで拒否反応を起こす場合です。
これはたぶん、視覚的・聴覚的な刺激がオーバーロードしてしてしまっているのでしょうね。何とか、行事の場に入れようとしても、どうしても入ってくれません。あの手この手で先生方は努力するわけですが、なかなか思うように動いてくれませよね。
担当の先生方のストレスは並大抵ではないでしょう。
しかし私は自分の経験から言っても、こういう場合はあまり心配しないようにしています。結構予後はいいですよ。
と言うのは、何十人から何百人の集団活動をしなければならない社会なんて、学校以外ほとんどありません。
会社に入っても、それほど集団行動を(考え方は別として、実際に)求められる場面は少ないのではないでしょうか。
またもしそういう場面があったとしても、正当な理由を告げればそれほど非難されませんよね。周囲が本人の特性を理解していてくれれば、なおさらです。
この点に関しては、学校というのはやたら集団行動を強調して、強いる社会なんです。その一員である先生方は、自分の担当の子どもが運動会や文化祭に参加しない時、ものすごく自分の指導力を問われるように感じがちですが、学校を卒業してしまえば、あまり問題にならないのではないか、と思っています。
さて、では次の2)の場合についてはどうでしょうか?
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