
安田弘之さんの「ちひろさん」
言っておきますがこれはコミックです。しかも大人の。
大人のコミックなんていうとエロかと思われがちですが、確かに主人公は元風俗嬢。しかし今はどこにでもある下町の商店街の弁当屋さんの看板娘のちひろさん。
自分が元風俗で働いていたことを隠すでもひけらかすでもなく、淡々とさっぱりと自然体で働いています。逆にそのちひろさんを巡って周囲の人たちのさまざまな反応を楽しんでいるかのよう。
何だか読んでいると妙な爽快感と、ちひろさんの笑顔に人生を見てしまうようなコクのある世界を描いてくれています。
ん!?こんな感じ、どこかで感じたことあるぞ???
よ~く考えてみると、そう!!
ジョージ秋山さんの「浮浪雲」!!
あの感じ!
興味のある方は一度本屋さんで探してみてください。
ちなみに作者の安田さんはOLドラマ「ショムニ」の原作コミックを描いた人。
さすがです。
私はこれからちひろさんが風俗嬢として働いていた時を描いたコミック「ちひろ(上下)」を買いに行こうと思います。
どちらも秋田書店から発売中。
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