「ただこうして生きてきてみるとわかるのだが、めったにはない、何十年に一回くらいしかないかもしれないが、『生きていてよかった』と思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていいける」
「僕らはなんとか立ち直ろうとする。なぜなら、いまは朝だからだ」
中島らもさんのことばです。
毎日毎日が輝くような日々であった子供時代を過ぎ、曇りや雨が降り続くような日々が続いていたとしても、私たちにとって一日でも「生きていてよかった」と思える体験があれば、何とか、また訪れる朝に、生きる力をふり絞ることができるのかもしれません。
「朝が来ない夜はない」
「出口のないトンネルはない」
なんとか立ち直ろうとする、その気持ちを大切にしたい。
たとえ今回はまた立ち直れなかったとしても・・・。
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