「私はどうしてカウンセラーを目指して、カウンセリングの道に入ったのだろう?」
昔、指導してもらっていた先生に、「カウンセラーになろうとするなら、なぜ自分はカウンセラーになりたいのかについて一度考えてみる必要がある」と言われたことがあります。
さて、何故か今頃この年になって、自分を振り返る時期が来たかもしれません。
う~ん、なんでだろう??
何とか思い出そうとしてみると、どうも幼い頃の自分の屈折した性格のことばかりが浮かんできて、ちょっと嫌になってきます。でもそれも必要なのかな。
私は生まれつき、先天性の感音性難聴(聴覚神経がうまく働いていない)でした。といっても右耳だけで左耳は普通の聴力があったので日常生活に特に不便はありませんでしたね。
しかし今になって思えば、この難聴という障害を持っていることが私の人生に大きな影響を投げかけているのだ、と思います。
でも私の母は違いました。私の母は私の難聴についてずいぶん気にかけていて、思い出せば中学校に上がるまで、週に2~3回、近くの耳鼻科に通ってビタミン注射をしてもらっていました。
今考えれば、ビタミン注射で聴力が回復するとは思えませんが、その時は母に言われた通り、何も考えずに通っていました。別に自分の障害のことなんて、何にも意識していませんでした。
しかし母は、母であるがゆえにいろいろなことを考えていたのだと、今になって思います。
これから少し、そういったことをまとめてみたいと思います。
<続く>
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