「さよならもいわずに」上野顕太郎さんの私小説ならぬ私漫画です。
さよならもいわずに、ある日奥様のキホさんが倒れて亡くなってしまいます。
それから始まる哀しみと苦悩の日々をあるがままに誠実に描いてくれます。
漫画家としての覚悟というか、プロとして生きることが当時の上野さんの支えであったのでしょう。
人間である限り、誰しも身近な方との離別を経験することは免れられない、でもそれが「なぜ、いま」そして「なぜ(彼女・彼)であらねばならなかったのか」???
この答えは残された自分が生きることで作り出さなければならない二人の物語の「続編」なのかもしれません。
私はこのマンガを読んで良かったと思っています。
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