「何事もいたし方なし。静かなる力を我に授けしたまへ」
歌人斎藤茂吉さんの言葉です。斎藤さんといえば、精神科医の故・斎藤茂太のお父様です。
森田療法じゃないですが、絶対受容、あるいは「あるがまま」を受け入れる、というのはとてつもない「静かなる力」が必要だと思います。
言わば「悟り」に近い!?
いやいやそんなに大げさにとらえなくても、「とらわれをなくす」という程度に理解すれよいでしょうね。
アルコール依存治療の場面などでよく唱えられる「ニーバーの祈り」これも同じような境地を目指しているのかもしれません。
神よ 変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ
(翻訳者:大木英夫)
静かなる力と揺らぎない賢さを我に与えたまえ!
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