夏目漱石のことばだそうですが、非常にスマートな言い回しながら、なかなか根性のある言葉ですね。
「弱い」と言うことと「強い」と言うことは必ずしも反対ではありません。
例えば、マラソンを考えてみてください。
42.195Kmを2時間ちょっとで走るのはとっても大変なこと。スピードを落とさずに走り続ける体力は大変なものです。
しかし見方を変えて、マラソンの初心者の立場をとってみると、同じ距離を4時間も5時間もかけて何とか走りきる。
スピードだけを比べれば一流ランナーとは比べ物になりませんが、4時間から5時間も走ると言うのは、それはそれでとても大変です。考えようによっては2時間で走り終える方が早く終わってくれて助かるかも。
つまり強いと言うのは短い時間に一気に出せるパワーのことで長持ちしませんが、持久力と言うのは、パワーは弱いかもしれないけれど、長い間力を出し続ける強さが必要なわけです。
男より女の方が強いと言われるゆえんです。
人生においては、弱いけれども死ぬまでやり続ける強さが大切なのかも知れませんね。
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